
Netflixで人気の海外ドラマ『チェサピーク海岸』。
雰囲気や風景が大好きなドラマです。
あんな街に住んでみたいなぁと思っちゃいます。
今回はシーズン1の前半(エピソード1〜5)をネタバレありで紹介します。
物語の中心となるアビーの心の変化や家族との再会について考察、さらに撮影ロケ地の情報をお届けします。
最後まで観てから、もう一度最初から観ても面白いチェサピーク海岸。
既に観ているからこそ楽しめることも盛りだくさんです。
ということでこの記事ではシーズン1のネタバレを含みますので、初見の方はこちらの記事をご覧いただければと思います。
アビーが地元に帰ってきた理由とは?
アビー・オブライエンは、ニューヨークで働く優秀な女性。
シングルで2人の娘を育てながら忙しい毎日を送っている彼女は、久しぶりに地元チェサピーク・ショアーズに帰ってくることになります。
その理由は、妹ジェスが始めた宿(B&B)について手伝ってほしいことがあると頼まれたから。
アビーは当初「少しの間だけ手伝って、すぐに戻る」と考えていました。
しかし、チェサピークの美しい自然や家族、元カレとの再会を通して、アビーの心に少しずつ変化が生まれてきます。
忙しい都会では感じられなかった“心の余裕”と”家族への想い”が、彼女を少しずつ変えていくのです。
父親とのわだかまりと、その変化
アビーと父親ミックの関係は、あまりよくありませんでした。
家族をまとめようと頑張るミックのやり方は少し強引だったし、仕事を優先してばかり。
それに反発したアビーとの間には長い間のすれ違いがありました。
そんな仕事ばかりで家庭を顧みなかった父に対して、アビーは心の中でずっと距離を感じていたのです。
しかし再会後、少しずつ会話を重ねることで、ふたりの間にあった壁がやわらいでいきます。
お互いの気持ちを少しずつ伝え合い、関係が変わっていく様子が丁寧に描かれています。
笑顔が素敵なお父さんなので、子煩悩な感じに見えるんですけどねぇ。
後々、確かに仕事人間やん!と思うエピソードが出てきて、「あぁ…」と思うことがありました。
しかし、めっちゃ優しそうにしか見えなくないですか??(笑)
兄妹とのぶつかり合いと、あたたかな絆
アビーは5人兄妹の長女で、妹のブリー、ジェス、弟のケビン、コナーと久しぶりに顔を合わせます。
それぞれが抱える悩みや立場の違いによって、時にはぶつかり合うこともあります。
でも、そうしたやり取りの中で、お互いの気持ちを理解し、少しずつ絆を深めていく様子がリアルな感じもしますね。
特に、明るく元気にふるまっていたジェスが、実は無理をしていたことにアビーが気づき、そっと寄り添うシーンは感動的です。
「家族って面倒なこともあるけれど、大切な存在なんだ」と改めて感じさせてくれる描写が印象的です。
子どもたちの笑顔に映る環境の力
アビーの娘たちは、都会の生活に慣れていたため、最初はチェサピークの自然や田舎の生活に戸惑っていました。
でも、海や森で遊んだり、おじいちゃん・おばあちゃん、叔父さんや叔母さんと過ごしたりする中で、少しずつ表情が明るくなっていきます。
やがて都会では見られなかったような、無邪気で楽しそうな笑顔が見られるようになり、「この場所が子どもたちに安心感を与えてくれているんだ」と伝わってきます。
「子どもが笑っていると、親も安心する」というシンプルだけど深いメッセージが描かれており、親子の絆を改めて感じられるシーンです。
アビーがここにいた方がいいのかもと心境が変化していくのも納得です。
ニューヨークも魅力的な街だし、刺激的だし楽しいけど、また違う楽しさがありますよね。
しかし、ニューヨークでは子供の成長をあまり見られないくらい忙しいアビー。
今しか見られない子供の成長をこれ以上見逃したくないというのは痛いほど分かります。
「今何を優先すべきか」は間違えたくないですね。
ロケ地情報でドラマをもっと楽しもう!
『チェサピーク海岸』の舞台はアメリカ・メリーランド州にある架空の町ですが、
実際の撮影はカナダ・バンクーバー島で行われました。
風景がとても美しく、物語にぴったりな場所が選ばれています。
- オブライエン家の家:カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州Nanoose Bayにあるプライベートレジデンス。
- サリーのカフェ:Qualicum Beachの「Leigh House」の外観を使用。実際はカフェではありません。
- ツリーハウス:Milner Gardens & Woodland内に撮影のためだけに建てられたもの。
- アビーの職場の建物:Crown Mansion Boutique Hotelが使用されています。
これらのロケ地をGoogleマップなどで調べてみると、実際に旅行してみたくなるほど魅力的な景色ばかりです。
あぁ、バンクーバーへ行きたい!!
このドラマが教えてくれる「本当に大切なもの」
アビーは、最初は子供が大事だとはいえ、都会での仕事も同じくらい大事だと思っていました。
しかし、家族と再会し、自然に触れる中で、「本当に大切なのは何か?」と自分自身に問いかけるようになります。
仕事で成功することも大切ですが、ときには立ち止まって、自分にとってかけがえのないものを見つめ直すことも必要だというメッセージが、このドラマには込められています。
『チェサピーク海岸』は、あたたかい気持ちになりたいときにぴったりの作品です。
家族や友情、人生の選択について優しく語りかけてくれるドラマなので、今の自分をゆっくり見つめ直す良い機会にもなるかもしれませんね。
まとめ:アビーの旅と私たちの気づき
Netflixで配信中の『チェサピーク海岸』シーズン1前半は、心がほっとするようなシーンや共感できるエピソードがたくさん詰まっています。
忙しい毎日に追われる人も、少し立ち止まって「本当に大切なもの」を思い出したくなるはず。
アビーのように、心の中にある“原点”に気づけるような物語です。
次回の後半エピソードでは、アビーがどんな選択をするのか、家族との関係がどう変化していくのか、引き続き注目して観ていきたいですね。