英語学習にも!おすすめ海外ドラマ<13の理由>

色々なアクセントにイディオムの学習、生きた英語を聴く機会にもなり、英語学習の教材としても使える海外ドラマ。

英語学習に使用するなら繰り返し観ることが必要になりますが、好きなドラマでないと繰り返し観るのは大変ですよね。自分に合わないドラマは一度観るだけでもキツイ・・・。

だけど、自分に合ったドラマは何度でも観られて、しかも楽しめて、しかも勉強にもつながるなんておトクだと思いませんか?

私は子供の頃から海外ドラマが大好きで、日本のテレビはほとんど観ないほど。バラエティ番組もアメリカの番組を観ちゃいます。

ですので、友人から

「海外ドラマが多すぎてどれを観たら良いのかわからないんだけど、自分好みのドラマはどれだと思う?」

などと聞かれることも多いので、もしかしたら何を観たらいいのか迷っている方は多いのかな?と思い、海外ドラマについてのレビュー等を書くことにしました。

お気に入りのドラマを見つけるお手伝いができればとても嬉しいです。

英語学習にも!おすすめ海外ドラマ<13の理由>とは?

概要

  • 原題:13 Reasons Why
  • 公開年:2017年
  • シーズン数:4シーズン(完結)
  • 話数:全49話
  • 1話あたりの時間:約50~60分
  • 制作国:アメリカ
  • Netflixオリジナル作品

あらすじ

クレイが高校から帰宅すると、玄関の前にクレイ宛の小包が届いていた。開けてみると中には7本のカセットテープが。それは2週間前に自殺した同級生ハンナ・ベイカーがこの世を去る決断をした理由を録音したものだった・・・。「テープを途中で止めないでね」「このテープを聴くあなたもその理由の1つよ」

なぜ彼女は自ら命を絶ったのか。次第にその謎が明らかになっていく。

キャスト

クレイ・ジェンセン/ディラン・ミネット

この物語の主人公。ハンナに密かに好意を持っていた。

この役を4シーズンも演じるのはとても大変だったと思います。

シーズン4は特に本当に心配してしまうほどのリアリティあるお芝居が素晴らしかったです。

ハンナ・ベイカー/キャサリン・ラングフォード

2週間前に自殺した高校生。カセットテープの録音主。

リバティ高校へは転校してきた。とある出来事からの悪循環により高校で孤立していく・・・

ブライス・ウォーカー/ジャスティン・プレンティス

裕福な家庭に育ち、スクールカースト上位の高校生。

このドラマではどの役も大変だっただろうなと思うことが多いのですが、この役は特にそう思います。辛かったことも多かったことと思います。

ジャスティン・フォーリー/ブランドン・フリン

バスケ部でハンナと親しかった1人。

貧しい母子家庭で育つ。母親がどうしようもなく、母親の面倒をよくみている。

ブライスは昔からの友人。

ジェシカ・デイビス/アリーシャ・ボー

ハンナと親しかった1人。リバティ高校へは転校してきた。

トニー・パディーラ/クリスチャン・ナバロ

クレイの親友。クレイの前にすでにカセットテープを聴いている。カセットテープの中には登場しない人物の1人。

タイラー・ダウン/デヴィン・ドルイド

写真部。高校ではおとなしく目立たない。時に怪しい行動も・・・

アレックス・スタンダール/マイルズ・ハイザー

ハンナと親しかった1人。父親は保安官。

個人的な感想

こんな感じのドラマでした!

このドラマに対して賛否の議論が巻き起こったのも納得の衝撃的な作品でした。

ドラマの中で警告があるように、辛い経験をされた方はトラウマを呼び起こす可能性があるほどの衝撃的な描写があるので観ることをおすすめしません。

観ることが辛いと感じたら、観ることを止めることをおすすめします。

観ることができる方にとっては、重い内容ながらもストーリーの先が気になってどんどん観てしまう作品だと思います。

先に結末が分かっていて、どうしてその結末になったのかが少しづつ判明していくので先が気になってしまうんです!

しかもよくある内容のドラマではないので、「どうなるの!?」が続き、今日はどこまで観るかを決めることが大変なほどでした。大体1エピソードで止められない(^^;)

ただ、私の場合はですが、観た後に重苦しい余韻が続くため、メンタルヘルスのためにも大好きなコメディドラマでリフレッシュしていました。

また、Netflixには関連番組で「13の理由 現代が抱える社会の闇を考える」というキャストや臨床心理士等のゲストがトークを繰り広げる番組もあります。番組が描いた問題やアメリカが抱える問題について知ることができますので、こちらもおすすめです。

キャストが役柄やストーリーについて語っていますので、ドラマの余韻が抜けない方はこちらを観ると現実感を取り戻すことができると思います。

製作総指揮はセレーナ・ゴメス。原作は小説で、セレーナがその小説と出会ってから6年以上の歳月をかけて映像化を実現した作品です。セレーナは主人公ハンナが自分にそっくりだと語っており、ハンナに特別な思いを持っているそうです。

ここがイイ!

◆アメリカにある問題を知ることができる

◆ストーリー構成が素晴らしく、引き込まれる

◆よくあるストーリーではないので、先が想像できない

◆英語学習にとても良い

ここがウーン・・・かも?

◆暴力的、衝撃的なシーンがある

◆Fワード等、良くない言葉遣いが多い

◆観る人を選ぶ

英語学習にはどう?

日常英会話で使える表現がとても多く、またそれらが現代的な英会話表現なので、英語学習にはすごく役に立つと思います。

若者言葉を知るにも良いと思います。

1話あたりの時間もシーズンも長めなので、そこは「英語学習素材」としては少しマイナスかもしれません。しかし、これを考慮しても素晴らしい英語学習素材です。

会話は少し早めなので、中級者以上向きかなと思います。

ただ、万人が楽しく気軽に繰り返し観ることができるような作品ではないので、その部分が辛い部分ではあります。

繰り返し観ることができる方は何度も観て勉強できるので、うらやましいなぁと思います!使えるフレーズが盛りだくさんなので。(できれば繰り返し観て勉強したいのですが、私はもう1度観る勇気はないので、残念だなぁと思っています。自分にはメンタルによくない・・・と判断しました。)

さいごに

観ることができるかできないか、まずはそこからというほど衝撃的な作品であるものの、観ることができる方にとっては時間が許されるならば一気見してしまうだろうというほどストーリーに引き込まれる作品です。とても見ごたえがあります。

また、現代的な日常英会話表現が盛りだくさんで英語学習に適しています。

ネタバレを含んだものを読んでも大丈夫!という方はこちらもご覧ください。

ハンナが自殺するというシーンが削除される前に観たのですが、あれは目を覆いたくなりました。

削除の議論が巻き起こったのも分かります。

あのシーンを正常なメンタルでない状態で観るのは・・・問題ありかなと思います。

私の場合はメンタル正常という状態で観たのですがリアル過ぎてちょっと寒気がしました。

シーズン4は冒頭から苦しくなりました。もしあんな状況に陥ったら・・・正常でいられるのかな。

シーズン4のジャスティン・・・泣きました。育つ環境がもっと良ければ・・・あの浮浪生活がなければ・・・まだ自活できる力に乏しい子供時代の環境がいかに大切なことなのかと思いました。もっと生きてほしかったです。でも、最期は幸せな状況で逝くことができて良かったのかな。

アメリカの学校生活が多めに描かれるドラマではよく「学校に銃を持った侵入者が現れる」というストーリーが描かれることがありますので、本当に社会問題なのだなぁとその描写がある度に思います。アメリカでは「もし銃を持った侵入者が現れたら・・・」という内容の授業があると聞きますし、銃が普通に近くにある環境ではない国で良かったなぁと思います。

タイラーのあのトイレでの暴行のシーン・・・衝撃的過ぎてちょっと吐き気がしました。タイラー役もどれだけ大変だったことか・・・。あんなことをされたら暴挙に出たくなるのも分かる気がします・・・。絶対ダメですが!!!そういうことは世界のどこかで実際に起こっているという衝撃。しかし、何であんなひどいことができるんでしょうか。。。気に入らない人がいても攻撃するなんて・・・。

人間関係は時に難しいこともありますし、気に入らない人物が登場することもあるけれど、攻撃なんて愚かなことしなければいいのに。世界がもっと優しさであふれるといいなぁと思うドラマでした。

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