- おすすめ海外ドラマ エミー賞受賞!シッツ・クリーク(Schitt’s Creek)
- エミー賞(プライムタイム・エミー賞)とは
- 2020年プライムタイム・エミー賞 コメディ・シリーズ受賞一覧
- シッツ・クリーク(Schitt’s Creek)ってどんなドラマ?
- 登場人物&キャスト
- ジョニー・ローズ(Johnny Rose) / ユージン・レヴィ(Eugene Levy)
- モイラ・ローズ(Moira Rose) / キャサリン・オハラ(Catherine O’hara)
- デイヴィッド・ローズ(David Rose) / ダン・レヴィ(ダニエル・レヴィ)(Daniel Levy)
- アレクシス・ローズ(Alexis Rose) / アニー・マーフィー(Annie Murphy)
- トワイラ・サンズ(Twyla Sands) / サラ・レヴィ(Sarah Levy)
- スティーヴィー・バッド(Stevie Bud) / エミリー・ハンプシャー(Emily Hampshire)
- ローランド・シット(Roland Schitt) / クリス・エリオット(Chris Elliot)
- ジョスリーン・シット(Jocelyn Schitt) / ジェニファー・ロバートソン(jenn Robertson)
- マット・シット(Matt Schitt) / ティム・ロゾン(Tim Rozon)
- テッド・マレンス(Ted Mullins) / ダスティン・ミリガン(Dustin Milligan)
- パトリック・ブルーワー(Patrick Brewer) / ノア・リード(Noah Reid)
- さいごに
おすすめ海外ドラマ エミー賞受賞!シッツ・クリーク(Schitt’s Creek)
今回オススメする海外ドラマは2020年のエミー賞コメディ部門全受賞という大快挙を成し遂げた「シッツ・クリーク(Schitt’s Creek)」
エミー賞(プライムタイム・エミー賞)とは
毎年1年間の間にアメリカ合衆国でプライムタイムに放送された優れたテレビ番組に送られる賞。(アメリカのプライムタイムとされる時間は、月曜~土曜の20時~23時、日曜の19時~23時)
2020年プライムタイム・エミー賞 コメディ・シリーズ受賞一覧
作品賞 シッツ・クリーク
主演男優賞 ユージン・レヴィ(ジョニー・ローズ役)(シッツ・クリーク)
主演女優賞 キャサリン・オハラ(モイラ・ローズ役)(シッツ・クリーク)
助演男優賞 ダン・レヴィ(デイヴィッド・ローズ役)(シッツ・クリーク)
助演女優賞 アニー・マーフィー(アレクシス・ローズ役)(シッツ・クリーク)
監督賞 アンドリュー・シヴィディノ&ダニエル・レヴィ(ダン・レヴィ)
(シッツ・クリーク:エピソード「Happy Ending」)
脚本賞 ダニエル・レヴィ(ダン・レヴィ)
(シッツ・クリーク:エピソード「Happy Ending」)
すごいですね!!コメディ・シリーズの賞を全制覇!!!
授賞式のテレビ放送を観ていたのですが、ダン・レヴィが受賞の度に本当に喜んでいる様子がうかがえて、とても可愛かったです。
ダン・レヴィの仕草って可愛いんですよね~~(^^)
そして、いつもオシャレなダン・レヴィ。今回の服装も最高でしたね。
好きなんです、ダン・レヴィのファッションセンス。
全身トムブラウンでボトムはキルトスカート!
おしゃれ上級者!!こんな自分を表現できるコーディネートができる人になりたい。
(でも私の場合、凡人やし自分を表すファッションってどんなのなん・・・?という疑問が浮かびますが(笑))
シッツ・クリーク(Schitt’s Creek)ってどんなドラマ?
さて、シッツ・クリークとはどのようなドラマなのか。
- シーズン:1~6(完結済)
- 1シーズン:13話~14話
- 1話:約20分
あらすじ
セレブ一家であったローズ家が信用していた人物から騙され、ある日突然一文無しに!一気に貧乏一家へと転落し、住むところさえ危うい状況になるものの、昔ジョークのつもりで購入していた小さな田舎町「シッツ・クリーク」が唯一の財産((?)(シッツ・クリークはアメリカ政府が価値無しと判断した町))に。
シッツ・クリークへ移住することとなったローズ家の新生活は一体どうなるのか。一家の行く末は??
というところから始まるお話。
シッツ・クリーク(Schitt’s Creek)はこんなドラマ!
お金持ちが突然貧乏に!のようなこの手の話は世の中にたくさんありますが、シッツ・クリークは今までのドラマとは一味違う部分が多くあるので、ただのありきたりな話ではありません。シリーズが進んでいくにつれて、どんどん面白くなっていきます。スルメドラマとも言えるかもしれません。
1話20分ほどなので、時間的にも見やすいです。(どんどん観たくなるんですけどね(笑)「20分くらいで観れるし、もう1話観てもいいかな・・・?」なんて悪魔のささやきが聞こえまくります(笑い))
シリーズものって長くなるにつれて、なかだるみしたり、なんだか間延びしてるなぁ~と思うことも出てきたりするものですが、シッツ・クリークにはそれがありません。脚本が毎回秀逸!企画会議から練りに練っているだけはあります。最初のキャラクター設定も何度も何度も協議を重ねたそうですよ。最終回まで6年間も面白さが増していくってすごいですよね。
もっとシリーズが続けばいいのに・・・と今でも思うほどです。もう最終回の放送もあったのにそう思ってしまいます。(実際、終わりを惜しむ声が多数!)
大爆笑するコメディというよりは、クスッと笑えるコメディです。
悪人が出てこないので、ほっこりとした気持ちで安心して観ることができます。
(逆に強烈な個性の刺激的なキャラクターが出てくる話が好きな人には向かないかも?)
家族っていいな、友達っていいな、と思える、心が温まる物語です。
(私は、観ると地元に帰りたくなります(笑)あと、無性に仕事がしたくなる!)
もし現状に満足されていない方が観たならば、きっと前向きになれるんじゃないかな?元気をもらえるんじゃないかな?と思います。
意に沿わない出来事が起こってしまって絶望しても、その先には新たな喜びと発見があって、ここには何もないと思ったはずの場所が自分次第で良いものにも悪いものにも変えられる。諦めずに日々を過ごせば、きっと光は見えてくる。絶望を味わっても、自分次第で新たな輝きを見つけることができる。前向きにさせてくれるドラマです。
あと、人を尊重し、思いやり、多様性を認める。人の違いをそれぞれが認め、受け入れ、何か納得がいかないことがあっても違う視点を持って受け入れ、もし自分が何か悪いことをしてしまったら素直に認める。そんな当たり前にしなければいけないことをひと時の感情で忘れてしまうことはありませんか。そういう当たり前にすべきことが普通にできれば世の中はもっと優しくて温かい世界になるはず。そんな世界がシッツ・クリークにはあります。だから、魅了された人々が多く、ファンがどんどん増えていったのでしょう。
ドキュメンタリー(撮影の裏側とインタビュー)も観ることができます
シッツ・クリークはドキュメンタリーも制作されているのですが、観ると役者さんたちをますます好きになります。
感動するので、ティッシュ・・・いやタオルを準備しておくことをおすすめします(泣く・・・!!)
シリーズを全部観終わったら、このドキュメンタリーぜひ観てください!!
最終回の撮影日も収録されていて、その雰囲気がなんとも(ノД`)・゜・。
役者さんたちが仲良くて、チームワークが良いとドラマにも反映されて、とても良いドラマになることが多い気がします。(そういうチームのドキュメンタリーを観るためにDVD-BOXを買ったりしています。特典映像で付いていることも多いのでね。)
ドラマを観終わったあと、余韻がすごかったのですが、このドキュメンタリーのおかげで番組にさよならの心の準備がやっとできた気がします。(やっとローズ家とシッツ・クリークのみんなにお別れが言える感じになりました。いや、でも、寂しくてまた1話から観ちゃいましたが(^▽^;)笑)
最終回を観たあとは、なんだかシッツ・クリークから引っ越したような感覚になりました。愛着がある町との別れは寂しい!みたいな不思議な感じ。
シッツ・クリークのアイデアはどこから?
製作総指揮と脚本も担当しているダニエル・レヴィ(ダン・レヴィ)。
カーダシアン一家のドキュメンタリー(「カーダシアン家のお騒がせライフ」)を観た際にシッツ・クリークのアイデアを思いついたと明かしています。
もし超セレブ一家のカーダシアン家が、資産も何もかも失ってしまっても、カーダシアン家はカーダシアン家でいられるのだろうか・・・?と思ったそうです。
放送局や撮影場所
ドラマはカナダのCBCでの放送でした。(アメリカではPop TV)
撮影場所はカナダのトロント。
カナダがすぐに行ける場所だったら、きっと撮影場所に行っていたと思います。
聖地巡礼ってやつですね。
田舎町の風景がとても素敵です。
Google Earthでドラマに出てくる建物などを観ることができますよ~。
セットではなくて、実際にあるので見ていて楽しいです。
登場人物&キャスト
ジョニー・ローズ(Johnny Rose) / ユージン・レヴィ(Eugene Levy)
ローズ家のお父さんです。
レンタルビデオチェーン店(北米2位!)の元CEO
太い眉毛が特徴的ですね。
ゆったりした話し方が好きです。
長男デイヴィッド役のダン・レヴィとトワイラ役のサラ・レヴィとは実の親子!!
そっくりですよね~~~!!!
家族でこんなすばらしいものを制作できるってすごいですね。なんと才能にあふれた一家!
モイラ・ローズ(Moira Rose) / キャサリン・オハラ(Catherine O’hara)
ローズ家のお母さん。
長編シリーズの昼メロで有名な、受賞歴もあるほどの(元?)大人気女優。
ウィッグと奇抜なハイファッションに身を包んでいます。
モイラの特徴的な話し方はキャサリン・オハラの提案だそう。クセになっちゃう話し方で好きです。
あのウィッグとあの独特なハイファッション衣装を着こなしてしまうキャサリン・オハラ。素敵です。
映画ホームアローンのお母さん役で有名ですね。
デイヴィッド・ローズ(David Rose) / ダン・レヴィ(ダニエル・レヴィ)(Daniel Levy)
ローズ家の長男です。
パンセクシャル(全人類愛)を公表しています。
お坊ちゃまだっただけあって、世間知らずなところがあります。そのズレがこれまた面白い!
美容へのこだわりがすごいです。
いつもこだわりの独特なファッションに身を包んでいます。それが似合ってるんですよねぇ!すごい!!欲しいニットがあります(笑)「Don’t」とか着たいですね~~(≧▽≦)
デイヴィッドの純粋な感じがとても好き。
アレクシス・ローズ(Alexis Rose) / アニー・マーフィー(Annie Murphy)
ローズ家の娘ちゃんです。
天真爛漫なお嬢様。
嫌々来た田舎でも到着早々楽しもうとする精神がすごい。何事にもアグレッシブです。
話し方と仕草が特徴的なので、モノマネするファンも続出したとか(笑)
シッツ・クリークでだんだん自立していくアレクシスに注目です。
トワイラ・サンズ(Twyla Sands) / サラ・レヴィ(Sarah Levy)
カフェ・トロピカルの店員。
何かとツライ状況にあっても、今を前向きに楽しんで生きているトワイラを見習いたいです。
自分が納得した現状を楽しみながら生きるってなかなかすごいことだと思います。
人間は欲深い生き物と言われますからね。
トワイラみたいな店員さんがいる、こんな雰囲気のカフェが近所にあったら通っちゃうなぁ。
スティーヴィー・バッド(Stevie Bud) / エミリー・ハンプシャー(Emily Hampshire)
シッツ・クリークでローズ家が住むこととなるモーテルの受付をしています。
ローズ家からの数々の失礼発言をもサラリとかわしてしまう強者。
スティーヴィーの対応力には感心します。とっさにあんな対応できないな~と思うことが多々あります。
器用なような不器用なような。淡々としているようなしていないような。強いようで弱いような。色々な顔を見せてくれるスティーヴィー。
スティーヴィーの存在はこの物語の鍵だと思っています。
ローランド・シット(Roland Schitt) / クリス・エリオット(Chris Elliot)
シッツ・クリークの町長。
超絶マイペース。すごく変わっています。思考回路がどうなっているのか気になります(笑)
ジョスリーン・シット(Jocelyn Schitt) / ジェニファー・ロバートソン(jenn Robertson)
高校教師。
ローランドの妻。
ひと昔前の時代を感じさせる何かをまとっています。
マット・シット(Matt Schitt) / ティム・ロゾン(Tim Rozon)
シット家の長男
髭が特徴的。(こんなに生える髭すごくないですか?毛穴ってどうなってるんだろう??)
テッド・マレンス(Ted Mullins) / ダスティン・ミリガン(Dustin Milligan)
動物病院の先生。
テッドもどんどん魅力的なキャラクターになっていきます。
キャラ変したようなしてないような(笑)先々で注目です!!
パトリック・ブルーワー(Patrick Brewer) / ノア・リード(Noah Reid)
パトリックは・・・もう本当に素晴らしい人間です。
愛情深く、人に優しくありたいですね。
色々あるのですが、このページはネタバレ無しにしようと思うので、言えません!!
さいごに
いかがでしたか?少しでも興味を持っていただけたでしょうか?
ちょっと気になるドラマ候補の1つにでも入れていただけたら嬉しいです。
ほっこりしたドラマなので、心がすこーし疲れちゃったという時に観て癒されるのも良いかもしれません。
シッツ・クリークへ旅してみてはいかがでしょうか。
Netflixで観ることができます。