
2024年にNetflixで配信が始まり、瞬く間に話題となった海外ドラマ
『Nobody Wants This』(日本語タイトル:こんなのみんなイヤ!)。
(日本語タイトルはつけるのが難しいだろうなぁとは思うのですが、なかなかしっくりこないものが多いなぁ(笑)みなさんはどうですか?)
主演は、コメディから心に残るドラマまで幅広く活躍する人気女優クリステン・ベルと、
青春ドラマ『The O.C.』で一世を風靡したアダム・ブロディ。
2人の共演はとっても待望のものでしたよね!
どちらもコメディに定評があるし、更なる相乗効果を期待されていました。
コメディが大好きなので、作品の発表がされてからというもの、この二人の掛け合いを見るのが本当に楽しみでした!
この作品は、文化や宗教などを含む信じていることの違い、家族との関係、そして恋愛のリアルな難しさを、ユーモアと感情のバランスで描いています。
見ていて笑えるだけではなく、「自分だったらどうするだろう」と考えさせられるシーンも満載。
まさに“ちょっと深いラブコメ”と言える作品です。
この記事では、ストーリーの紹介、英語の勉強に使えるセリフ、出演している人たちの素顔やインタビュー、撮影場所、裏話、そして今後のシーズン2について、たっぷり詳しくお話できたらなぁと思っています。
🎬 ストーリー紹介:恋と文化のギャップに向き合うふたり
物語の主人公は、独身で自由な考えを持つ女性ジョアン(クリステン・ベル)。
妹モーガンと一緒に、恋愛や性について語るポッドキャストを運営しており、飾らないトークが若者から人気に。
そんなジョアンの前に現れたのが、誠実で穏やかなラビ(ユダヤ教の指導者)ノア(アダム・ブロディ)。
まったく違う世界に生きるふたりの出会いは、最初はちょっとしたトラブルから始まります。
でも、少しずつ惹かれ合い、恋が芽生えていくうちに、お互いの違いが浮き彫りに。
文化、宗教、人生の価値観、そして家族との関係…どれも簡単に解決できるものではなく・・・。
全8話の中で、笑えるシーンと泣けるシーンがバランスよく登場し、「違いをどう乗り越えるのか」が大きなテーマとして描かれています。
🗣 英語のセリフで学べるポイント(カテゴリ別フレーズ集+ミニ会話例付き)
『Nobody Wants This』では、リアルな日常英語がたくさん使われており、英語学習にもぴったりのドラマです。
難しすぎず、でもしっかりと意味を持ったセリフが多いので、英語の勉強にも役立ちます。
ここでは、印象的で英会話にも応用しやすいフレーズをいくつか紹介します:
- “This is who I am. Take it or leave it.”(これが私。受け入れるか、それとも去るかはあなたの自由よ)
- “You’re judging me for something you don’t understand.”(わかってもいないくせに、どうしてそんなふうに決めつけるの?)
- “Faith isn’t one-size-fits-all.”(信じることって、人それぞれだよ/信じ方に正解なんてないよ)
- “We’re not from the same world, but maybe we can build one together.”(私たちは同じ世界に生きてない。でも、一緒に世界を作ることはできるかもしれない/生きてきた世界は違うけど、一緒に新しい世界を作れるかもしれない)
- “Do you even hear yourself right now?”(今、自分が何言ってるか分かってるの?)
- “I’m trying to meet you halfway.”(私はちゃんと歩み寄ろうとしてるよ)
- “Let’s be honest with each other.”(お互い、本音で話そうよ)
- “I need to do what’s right for me.”(自分にとって正しいことをしたいの)
- “You don’t have to believe what I believe, but respect it.”(私の信じることを信じなくていい。でも尊重してほしい)
- “Love isn’t about being the same. It’s about understanding the difference.”(愛するって、同じになることじゃない。違いを受け入れることだよ。)
使える表現をノートにメモしながら見ると、楽しく語彙力が伸ばせて良いですね。
それに、ドラマで学んだフレーズを日常会話で少しずつ使ってみると、英語力アップにつながりますね。
やっぱり実際に使った方が忘れないですね!
🗨 ミニ会話例(ロールプレイ形式シーン別練習)
以下は、ドラマの中で登場しそうなシチュエーションを再現した英会話例です。
① 関係性に悩んでいる時の会話
- Joan: I like you, but I don’t know if this will work.
- Noah: I’m trying to meet you halfway. Can we just be honest about what this is?
② 意見がぶつかった時の会話
- Joan: You’re judging me for something you don’t understand.
- Noah: You don’t have to believe what I believe, but respect it.
③ 気持ちを伝えるシーン
- Joan: I feel like I’m not enough.
- Noah: You make me feel seen. That matters more than you think.
④ 仲直りしたい時の会話
- Joan: I messed up. I’m sorry.
- Noah: Let’s start over, if you’re okay with that.
どれもドラマの雰囲気を感じられるリアルなやり取りです。
以下に、それぞれのシーンをさらに詳しくロールプレイ形式で紹介します。
👫 関係に悩むカップルの夜の会話(リビングで)
- Joan: (ソファに座りながら) I like you, but I don’t know if this will work.
- Noah: (隣に座り、静かに) I’m trying to meet you halfway. Can we just be honest about what this is?
→【使い方のポイント】2人の距離が縮まりそうで縮まらないときの本音トークに使える表現です。
💥 意見の衝突(カフェでの会話)
- Joan: You’re judging me for something you don’t understand.
- Noah: You don’t have to believe what I believe, but respect it.
→【使い方のポイント】相手と価値観が合わないときに、冷静に気持ちを伝える練習に向いています。
💬 気持ちを伝える(深夜の電話)
- Joan: I feel like I’m not enough.
- Noah: You make me feel seen. That matters more than you think.
→【使い方のポイント】不安や自信のなさを伝えるときに。リスニングと感情表現の練習に効果的です。
🤝 仲直りの場面(家の玄関先)
- Joan: I messed up. I’m sorry.
- Noah: Let’s start over, if you’re okay with that.
→【使い方のポイント】謝罪と再出発を提案するシチュエーションで、丁寧な言い回しを練習できます。
📝 おすすめ学習法:
- ロールプレイ形式で友達や先生と役割を分けて練習
- セリフの一部を自分の言葉に置き換えてみる
- 感情を込めて音読することで自然な抑揚や強弱を習得
ぜひ、実際に声に出して練習してみてください。ドラマの感情を想像しながら演じると、より深く英語が身につきます。
💬【感情表現】
- “I’m doing my best, okay?”(頑張ってるんだよ、わかってよ)
- “I feel like I’m not enough.”(自分が足りてない気がする)
- “You make me feel seen.”(あなたといると自分を見てもらえてる気がする)
💬【恋愛・関係性】
- “I like you, but I don’t know if this will work.”(あなたのことは好き。でもうまくいくかはわからない)
- “Being with you is easy. Dealing with everything else isn’t.”(あなたと一緒にいるのは簡単。でも周りのことが難しい)
- “Can we just be honest about what this is?”(これがどういう関係か、正直に話そうよ)
💬【価値観・信念】
- “I have to stay true to myself.”(自分に正直でいたいの)
- “My way of life may be different, but it’s valid.”(私の生き方は違うかもしれないけど、ちゃんと意味がある)
- “We don’t have to agree to respect each other.”(同意しなくても、お互いを尊重できるよね)
💬【謝罪・仲直り】
- “I messed up. I’m sorry.”(私が悪かった。ごめん)
- “I didn’t mean to hurt you.”(傷つけるつもりなんてなかった)
- “Let’s start over, if you’re okay with that.”(よかったら、もう一度やり直そう)
ここでは、印象的なフレーズをいくつか紹介します:
- “This is who I am. Take it or leave it.”(これが私。受け入れるかどうかはあなた次第)
- “You’re judging me for something you don’t understand.”(あなたは、わかってないことで私を決めつけてる)
- “Faith isn’t one-size-fits-all.”(信じることって、人それぞれだよ)
- “We’re not from the same world, but maybe we can build one together.”(私たちは同じ世界に生きてない。でも、一緒に世界を作ることはできるかもしれない)
英語が話したくなりますね。
🎭 出演者のコメントと素顔
クリステン・ベル(ジョアン役)
クリステンは「ジョアンは強くて自由だけど、実はすごく繊細。そういう一面を表現するのが難しくも面白かった」と語っています。
また、子育て中のママでもある彼女は、リアルな視点から“自立した女性”を自然に演じています。
『ヴェロニカ・マーズ』や『グッド・プレイス』など、彼女のこれまでの出演作を見たことがある人には、今回のジョアン役は少し新鮮に映るかも?
アダム・ブロディ(ノア役)
アダムは、「ノアのような誠実で内向的なキャラクターを演じることで、自分とは違う視点を学べた」とコメントしています。
ラビ役を演じるにあたり、実際のユダヤ教指導者との会話も取り入れたそうです。
さらに話題となっているのが、彼の妻レイトン・ミースターがシーズン2に登場するという情報!
ファンにはたまらない展開です!いやぁ、楽しみ!!
ローラ・カイチス(モーガン役)
ジョアンの妹であり、ポッドキャストの共同ホストでもあるモーガンを演じたローラは、若者らしい感性と姉への遠慮のないツッコミ役として存在感を発揮しています。
「モーガンは自分の信じることをストレートに言えるキャラクター。
ジョアンとのバランスも意識しながら演じました」と話しています。
イーサン・サンドラー(ノアの兄・デヴィッド役)
ノアの兄デヴィッドは、家庭を持ち、少しクセのある兄。
演じたイーサン・サンドラーは「デヴィッドは安定を求める一方で、弟ノアの選択に対して複雑な感情を抱いている。兄弟としての距離感や緊張をどう自然に出すかを意識した」と語っています。
彼の存在は、ノアとの対比をより際立たせています。
アンジェラ・トリマルキ(デヴィッドの妻・リサ役)
ノアの義姉リサを演じたアンジェラ・トリマルキは、家族の中で明るくて少しおせっかいなキャラクターをユーモアたっぷりに表現しています。
「リサは家族をまとめたい気持ちが強くて、時に場の空気を読まずに発言してしまう。でもそれが彼女なりの優しさ」とコメント。
家庭内での“ちょっとズレた温かさ”がドラマに和やかなアクセントを加えています。
ジョディ・ロング(ノアの母・エレイン役)
ジョディ・ロングは、伝統を重んじるユダヤ人の母親役を自然体で演じています。
彼女は「エレインは息子の幸せを願っているけど、それ以上に“自分たちの文化を守りたい”という気持ちが強い。演じるうちに、そうした母の強さや不器用さがわかるようになった」と語っています。
🗺 撮影された場所とマップ:ロサンゼルスで聖地巡礼
このドラマは、カリフォルニア州ロサンゼルスの実在する場所で数多く撮影されているので、作品にリアルな日常感をもたらしています。
実際にファンが訪れることもできるロケ地が多く、聖地巡礼にもぴったりです。
以下に、代表的な場所とGoogleマップ上でのリンクを紹介します:
- エコパーク(Echo Park):落ち着いた雰囲気の住宅街や、湖のある公園が登場。ジョアンが散歩をするシーンや、内省的な会話の場面で使われています。現地を訪れると、ベンチや水辺が見られ、ドラマと同じ雰囲気を感じられます。
- シルバーレイク(Silver Lake):おしゃれなカフェやブティックが立ち並ぶエリアで、ジョアンとノアがデートをするシーンに登場。特に地元で人気のカフェ「Intelligentsia Coffee」周辺が使われたとの噂もあります。
- ダウンタウン・ロサンゼルス(Downtown LA):ノアのラビとしての仕事に関わる場所や、イベント会場などが登場。The Last Bookstoreなど、有名スポット近辺も背景に映る場面があり、ロサンゼルスの活気を感じられます。
- グリフィスパーク(Griffith Park):自然豊かな景色が広がる場所で、ふたりがリラックスするシーンや心を開く瞬間など、感情の転換点でよく使われます。グリフィス展望台からの眺めは、象徴的なロマンチックスポットです。
- ロサンゼルス・ユダヤ博物館(Skirball Cultural Center)付近:ユダヤ文化に関わる象徴的な背景として利用され、ノアの信仰や家族との関係性を視覚的に伝える演出に活用されています。実際に行ってみると、展示も豊富で、文化をより深く理解できます。
- フェアファックス地区(Fairfax District):ユダヤ系住民の多いこの地域では、コーシャ食材店やベーカリーが多く、ノアのライフスタイルがどこかで投影されているように感じられるかもしれません。
🚶♀️ ロケ地巡りモデルコース(半日プラン):
- 朝:グリフィスパークで景色と空気を楽しむ。
グリフィスパーク マップ - 午前:シルバーレイクでブランチ(Intelligentsia Coffeeなど)
シルバーレイク マップ - 昼:エコパーク散策&ベンチでひと休み。
エコパーク マップ - 午後:Skirball Cultural Centerを見学。
スキルボール文化センター マップ
また、ジョアンの家やポッドキャストのスタジオなど、登場する室内のセットもとても丁寧に作られていて、インテリアがオシャレで注目されています。
視聴者から「住んでみたい!」「真似したい!」という声が上がるほどです。
🎬 撮影のウラ話いろいろ
- クリステンとアダムは撮影現場でとても仲が良く、セリフをアドリブで変えることも多かったとのこと。
- 特に、ディナーシーンでは実際に食べながら撮影していたので、リアルな雰囲気が出ています。
- ユダヤ教に関する描写が正確になるよう、専門の監修が入り、儀式や食文化など細かいところまで丁寧に描かれています。
- スタッフによると、「ジョアンの部屋の本棚や写真の中身にも意味がある」とのことで、インテリアからもキャラクターの性格が伝わるようになっています。
🔮 シーズン2はどうなる?ファンの期待高まる!
Netflixでは、シーズン2の配信が2025年10月23日に決定しています。
今回のシーズン2では、実生活でもアダム・ブロディの妻であるレイトン・ミースターがジョアンの“中学時代のライバル”として登場予定。
レイトン自身はインタビューで「この役を演じるのがとても楽しみだったし、アダムとの共演もすごく自然にできた」と語っています。
彼女はまた、「ジョアンとアビー(レイトンの役名)は正反対のようで実は似ている部分もあって、その複雑さが面白かった」とコメント。
さらに、夫アダムのキスシーンについて聞かれた際には「気にしてない。素晴らしいことよ」と笑顔で答え、プロとしての信頼関係をのぞかせています。
続編では、ジョアンとノアが“ただの恋人”から“パートナー”へ、そして“家族”としてどう関係を築いていくのかが描かれる予定です。
また、ノアの宗教的な立場と、ジョアンの自由な価値観の間にどんな衝突が起きるのかも見どころ。
さらに、ジョアンの昔のライバルとして登場するレイトン・ミースターが、物語にどう影響してくるのかにも注目です。
ラブストーリーでありながら、文化、信仰、家族、アイデンティティといった深いテーマに触れるこのドラマ。
シーズン2では、より複雑だけどユーモアたっぷり。だけど、感動的なシーンもあり!な展開が待っていそうです!
✨ まとめ:このドラマが心に残る理由
『Nobody Wants This』はただのラブコメではなく、いろいろな要素を取り入れた、見ていて笑えるだけじゃないドラマです。
恋愛って楽しいだけじゃない。
相手との違いを知って、ぶつかって、でもそれでも一緒にいたいって思えること…
そういうリアルさが、このドラマにはあります。
文化や宗教の違いをテーマにしているけれど、描かれ方がやさしくて、難しすぎないのも魅力。
英語学習にもぴったりで、登場人物たちのセリフはすっと入ってきやすいですね。
Netflixで今すぐ視聴できるので、「おもしろくて、ちょっと考えさせられる、少し大人なドラマが見たい!」という人は、ぜひチェックしてみてください。